子育て

【本の感想】『子育ての「選択」大全』

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保活についてまとめるために、図書館で借りた本。いい感じだったので、ここに感想を載せときます。本って読んでも忘れちゃうので、備忘録つけるの大事だね。

なぜ読んだか、どんな人向きの本か

教育の事を全く知らない人=わたくし向け。大全ということで、いろんな教育法について網羅してある。モンテッソーリやイエナプランは聞いたことあっても説明はできない。サドベリー? 初耳だ。こんな人は読んでいて発見が多いと思う。

例えば私が保育園選びをする時に感じた疑問、認可外保育についてはこんな感じで解説。「無許可の営業という意味ではない」って当たり前だけど、そうイメージしちゃう人もいるよね。「もぐり」ではなく所定の手続きはしているよ、と紹介している。野外保育を「放牧」って解説してるのもイメージしやすかった。そう、言葉選びが絶妙で読み進めやすい一冊だった。

私の心動いた箇所3つ

1,生物学の仮設が面白い(35p)

序章に紹介されていたのだが、生物学の有名な仮説というのを初めて知った。曰く「個体発生は系統発生をくり返す」というもの。妊娠中、お腹の中で進化の過程を経るというのは妊婦さんなら知っていると思う(今は魚の形、今は爬虫類みたいに虫類みたいには虫類みたいにエコーで確認できるから)。

でも生まれた後も「人類の進化の歴史」をたどるなんて。幼少期は原始人、小学生くらいまでが古代人、思春期に中世、近代人。大学生で現代人。みたいな感じで。

ここで言いたいことは「その時にしかできないことをする」だそうで、なるほど。当たり前だけど幼稚園生に大学受験の勉強は教えないもんね。幼稚園児ならではのやるべきことがあると。その通りだけど、親は焦って忘れがちな事かもな~。

2,習い事の意味(148p)

うちの幼獣★ゴマちゃんにたくさん習い事させたい!でも意味あるのか?に対する答え。
「その道のプロにならずとも彩りや足腰になればいい」。これを聞いてほっとしました。何故なら自分がやってきたお稽古事が何一つモノになっていないから(笑)


でも、確かに彩りくらいにはなっているかな? ピアノをやっていたけど、曲名や作者の事を少しは知っているとか。そうだよね、みんながみんなプロになる訳ぢゃないもんね。

3.いろんな子育て論

「愛と逆説の子育て論」という章が面白かった。「お弁当には好きなものだけ詰めてやる」それで好きなもの残したら、体調不良が分かるという話。へぇ~~~。
子育て論って人の数だけあると思うけど、この方は押しつけがましくなくてよい。まだ0歳だからピンとこない内容もあったので、大きくなったらまた読みたい。

まとめ

全体的に語り口調が優しくて分かりやすい。個々の教育法の解説もいいけど、随所にあるおおたさんの考え方に触れるだけで、心が柔らかくなると感じた。「自己肯定感とは、自分はありのままの自分でいていいんだというほのかな安心感」なんだな。そーゆーのを子どもにあげたいな。来たるべき未来に向けて読んでよかった一冊だった。