前半では保育園や幼稚園、こども園の事をまとめました。後編では「認可外」をまとめます。実はここからが大町の面白いところ。認可外の保育施設が結構あるのです。豊かな自然を求めて移住してくる人たちは、きっと子育ても自然の中で行いたいのでしょうね~。
認可外保育施設とは
そもそも「認可外保育施設」って何だろう? 詳しくはウィキペディアを見て頂くとして、簡単に言えば認可は受けておらず届け出をした施設の事です。子育て環境の多様化に対応するために2015年に始まった新しい制度です。都会だと待機児童問題があったから、認可外は必要不可欠だったんでしょうね。ちなみにベビーシッターや一時預かりもここに含まれるんだって。
ただ、待機児童のいない田舎では、どちらかというと子育てに対して特徴を出すための施設になっています。つまり「一般的な保育園に入れないから行く」のではなく「わざわざ預けたい!」と保護者が選択していく場所な気がします。
大町市の認可外保育施設
大町市のウェブサイトには以下の3つが載っていました。番地だけだとピンとこないので、地域で使われている大字は私が追加しました。
施設名 | 所在地 | 電話番号 | 備考 |
野外保育風の森 | 平1842-1(野口北条屋敷) | 070-2838-2140 | |
わっこひろば宙 | 大町2063-4(王子神社) | – | 令和3年3月31日閉所 |
こどものにわ | 平2811-17(温泉郷) | – | 令和3年5月6日開所 |
市のサイトにはありませんが、あと2つ自主保育のチームがあります。
森のようちえん 自然育児 山の子 lāla
美麻にあって助産師さんが行っています。親子対象の食や農業にまつわるイベントが楽しそう! ちなみにこちらのサイトとロゴが似てるなと思いました。この世界では有名なところだからかな?
保育室 マリア
子育てアドバイザーさんが運営しています。場所は利便性を考えて、美麻の古民家から市街地へ移動するそうです(2022年情報)。
市の運営する一時保育のこと
保活がらみで気になったのが、託児所や一時保育。都会だと探せば色々あるらしいが(ただし高額みたい)大町にはあるのかな? と思っていたら、市営のがあった!
冠婚葬祭、急病時、パート就労、育児疲れ解消などに、小学校就学前のお子さんを一時的にお預かりして保育を行います。
楽しい子育て応援します
民間のサービスが少ない中、これは助かりますね。私も何か困ったときは相談してみようと思います。
①保育希望の理由
・仕事の都合(勤務形態等)
・緊急、一時的な都合(病気や看病、冠婚葬祭等)
・私的理由(参観日、資格取得、趣味、リフレッシュ等)
②対象となるお子さま
・生後6か月から小学校就学前までのお子さま
③実施場所と日時
大町市どんぐり保育園 ℡0261-22-2002
・月曜日から金曜日に実施 (希望保育日は実施しません)
・午前8時 30 分から午後4時 30 分まで
④申込方法等
・利用したい日の前月の第 3 月曜日から申込みが可能です。
・1カ月に12日まで利用が可能です。
・利用当日までに所定の申込書を希望保育園に提出してください。申込書に記載する年齢は、4月1日現在の年齢で記入していただきます。
・保育園で事前に打ち合わせと、慣らし保育(有料)をお願いします。
・利用を取り消される場合は、利用日の前日または当日の午前9時までに連絡してください。
・当日の保育園の行事や、受け入れる人数により、お預かりできない場合もあります。
・申込人数により、市民の利用を優先する場合があります。
・病気の時はお預かりできません。(病児、病後児保育についてはこちら)
・ 2 歳までのお子さまと、食物アレルギーのお子さまは、食事による事故防止のため、お弁当とおやつを持参していただきます。
⑤利用料金
区 分 料金(1時間当たり) 3歳未満児(1人当たり) 300円 3歳以上児(1人当たり) 150円 ※1 上記区分の年齢は、4月1日現在の年齢によります。
※2 給食を提供する場合は、給食費250円をお支払いただきます。
※3 一時保育の料金は、利用の都度保育園に納付していただきます。お釣りが無いようご協力をお願いいたします。
※4 園への問い合わせは8:30~17:00までにお願いします。
北アルプスエリアで他に託児所っぽい所があれば、ぜひ情報ください!
自然保育?野外保育?やまほいく??
預け先の選び方として「認可か認可外か」という選び方の他に「外遊び中心か室内でも遊ぶか」という選び方もあるようです。子どもを産む前の私には「園舎がなくて、指導者と保護者が一緒になって外で遊んでいる」というイメージがそれに当たるのでしょう。実際はどうなんでしょうか。
そもそも自然保育とは
自然保育とは「豊かな自然環境と様々な地域資源を積極的に活用した、子どもの体験活動を中心とする保育や幼児教育」と信州やまほいくでは定義しています。何か特別な法律や決まりがある訳ではないようで、「野外保育」も「森のようちえん」もイメージは同じようです。
信州やまほいくとは
信州やまほいくとは「信州型自然保育」の事だそうです。それぞれの県で同じような制度はありますが、信州は2015年スタート時は日本初の取り組みだったということで、意識が高いですね。
保育園とか幼稚園とか認可とか規模の大きさとか関係なしに、認定されています。県の一定の基準をクリアした所が一覧で確認できるので、預け先を探すときに参考になりますね。詳しくは信州やまほいくの郷をご覧ください。
森のようちえんとは
すごく素敵な響きのある「森のようちえん」。自然体験活動を基軸にした子育て・保育・幼児教育、乳児・幼少期教育の総称だそうで、民間のインフォーマルな団体による実践が中心だそうです。私の持っていた「外で遊んでるイメージ」というのもデンマーク、スウェーデンではそもそも園舎がない所も多いとWikipediaにあるから、あながち間違ってはいなかったみたい。
いま注目の幼児教育「森のようちえん」では、子どもの中の何を育てているのか(文春オンライン)
こちらの記事を読むとわくわくしてきます。ただしこんな意見もありました。
デンマーク発の幼児教育「森のようちえん」は、スピ×自然派の魔窟なのか
結構刺激的な言葉で面白おかしく書かれている所もありますが、物事は両面から見たいと思う気持ちがある私としては、本質的な記事だと思いました。ただスピな人に出会うのは別に育児関連だけに限られることではないですよね。確かに親和性はありそうですが。
この辺りは、私にもこれからたくさんの出会いがあることでしょう(笑)。自称「スピリチュアルウォッチャー」なので、とても楽しみです…?!